2016年

7月

25日

花はどこにいったの?

 大気汚染は,花粉媒介者を呼びよせるために花が放出する香気成分を変化,劣化させる.そのため昆虫が望ましい花の匂いをみつけてその花にたどり着き,花粉,花蜜を手に入れるまでの時間が増加している,という気になる研究結果が公表されました.CATCH THE BUZZ 7月17日号より

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2016年

5月

30日

花粉の栄養なしには III

蜂群に必要な栄養を十分供給するために,養蜂家は蜂場周囲の花粉源植物を確認してください.見ため重視の園芸植物は往々にしてミツバチの役に立たず,開花が多くても豊かな採餌先とは限りません.ある植物の花粉の多さと,ミツバチが利用できる花粉量とは必ずしも比例しません.風媒花であるマツは,タンパク質に乏しい花粉を大量に生産しますが,ミツバチが採餌に訪れない代表的な植物です.ポイントは”多様,多彩,様々”です.

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2016年

5月

30日

花粉の栄養なしには II

花粉から得られるタンパク質は蜂群の生育に不可欠ですが,花粉が提供するタンパク質の量は種によって,花粉乾燥重の6%-30%と大きく差があります.タンパク質を構成するアミノ酸のうちトレオニンなど10種がミツバチに必須とわかっていますが,花粉中のアミノ酸量と種類もまた花の種類によって様々.どんな種類の花粉でもミツバチに同じだけの栄養を与えるわけではないのです.

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2016年

5月

30日

花粉の栄養なしには I

ミツバチが必要な栄養素は基本的に人間と類似しています;すなわちタンパク質(アミノ酸),炭水化物(糖類),ミネラル,脂肪/脂質(脂肪酸),ビタミン,そして水分です.自分のコロニーが求めるこれらの栄養を確保するために,ミツバチは開花中の植物に飛んでいき,花蜜と花粉を,また様々な水源から水分を集めてきます.

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2015年

11月

06日

自然と養蜂 -その3-

ただ,前述の「自然な」という言葉の食品規格策定で懸念されるのと同様に,「自然養蜂」をうたうときに従来の一般的な養蜂手順との違いを強調して,可動巣枠式巣箱はつかわない,ミツバチに彼らが望む巣房サイズで巣板を自作させるなど,その方法がやや極端になりがちです.一般的な養蜂手順は自然な養蜂ではないのでしょうか?

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2015年

5月

03日

ロイヤル・ハイブはいかが?

強力な天敵スズメバチがいる日本とちがい,英国でセイヨウミツバチは在来種,本来野生で生きのびられます.ミツバチや他のハナバチ類が窮地に陥った原因の一つが,望ましい営巣場所と良好な養蜂植物の不足.英国は森林を切り倒したら再生しにくい地理環境,草原にミツバチは営巣できません.そこで季節ごとに美しく花を咲かせる個人の所有地に居心地よい営巣場所(巣箱)を新設すれば,多くの群が無事に越冬,自由に自然に分蜂し,健康な野生群が増え,環境も養蜂も支援できると考えられました.

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2014年

10月

29日

ハナバチ類に必要なものキャンペーン

ビークラフト誌9月号によると,英国政府,環境・食料・農村地域省(Defra)担当大臣ディ・モーリー卿が「ハナバチ類に必要なもの Bees’ Needs」キャンペーンの開始を宣言しました.英国内には少なくとも1500種の送粉昆虫がいて,26種のマルハナバチ,260種の単性の蜂,セイヨウミツバチ,さらに何百タイプものハナアブ,甲虫,蝶やガが含まれます.

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2014年

10月

29日

ミツバチに今 必要なもの 英米の新しい動き

10月に韓国で開かれたCOP12(国連気候変動枠組条約第12回締約国会議)に国連食糧農業機関(FAO)が,ミツバチなど花粉を運ぶ昆虫は農作物の生産量増加や質の向上に大きな役割を果たす一方で,各国で生息状況の悪化が目立ち,保護対策が急務だとする報告書を寄せました.

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2014年

8月

01日

ポリネーターウィーク

米国では2006年に."ポリネーター(送粉/花粉媒介者)が生態系の健全さと農業/食糧安全保障に対してもつ重要性を認識するための『ポリネーターウィーク』“を合衆国上院が創設し,それ以来ポリネーターの保全,教育,研究活動組織がつくられ,この時期に教育的な催しを開催する各州や地域の団体が増えています.

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2014年

8月

01日

ミツバチの花への忠誠

ある区画にいろいろな種類の蜜源植物が一斉に開花していたとしても,そこに飛来した一匹のミツバチが再び巣に戻るまでの間に訪花するのは,1種類の植物だけにほぼ限られ,ほかの植物は無視されます."花への忠誠“とよばれるこの行動故に,ミツバチはその辺にいるほかのどんな昆虫にも勝る,優れた花粉媒介者となっているのです.

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2014年

7月

15日

養蜂植物

ハナバチ類(膜翅目昆虫)は花から蜜と花粉を集めて幼虫の餌とするハチの仲間です.高度に社会生活を発達させたミツバチを頂点として,全世界で2万種以上が知られ,日本には約400種のハナバチがいます.透明な翅を4枚もっていて,翅が2枚しかないハエ・アブのグループから簡単に区別できます.

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