ひとみの本棚


A.I. とL.L.の交流

創業者 エイモス・ルートAmos Ives Root (1839–1923) はエジソンやフォードと同時代に米国で活躍した起業家,発明家です.新技術に強い興味を持つ同郷(オハイオ州)の有力者として,ライト兄弟を早くから支援し,記録したことでも知られます.

養蜂産業が米国の農業経済発展に大きく寄与していた19世紀後半に,優れた養蜂企業家としてA.I. Root社を創業,近代的な養蜂器具を販売し,技術指導にも力を入れていました.

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大正元年の養蜂企業風景

face book で養蜂関連の伝承や古い資料を紹介するHistorical Honeybee Articles - Beekeeping History よりご紹介.この大正元年(1912年)に投函された古い絵はがきの郵送料は1セントでした.表の絵はアメリカの2大養蜂雑誌のひとつ,Bee Culture 誌の出版元,A.I. Root社の当時の様子をつたえています. 

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ロンドン中心部,ピカデリー産ハチミツの競売と夕食会

フォートナム&メイソンは1707年設立以来300年以上高品質な食品を扱う百貨店として国際的に知られた,イギリス王室御用達の老舗です.じつは10年前からロンドンのフォートナム&メイソン,ピカデリー本店屋上でミツバチが飼養されています. 写真は誠にエレガントな特製巣門をもつ同社の巣箱です.今月,10周年を記念した特別なチャリティーイベントが行われます.

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Apimondia2019  ⑤ カナダ養蜂の現状 

養蜂業界は急成長中! 8,400名以上の養蜂家が,67.2万群以上を飼養しており,カナダの養蜂業界は活気に満ち繁栄している.2013年の総飼養蜂群数は過去五年間の平均蜂群数を9%上回った.大多数の蜂群はプレーリー(平原/中央部の大草原)にいて,昼の長い夏季に大いに採餌する.アルバータ,サスカチュワン,マニトバの3州からカナダのハチミツ総生産量の84%が生産されている.国内総生産量は約3.4万t,金額にして1億7千8百万カナダドル以上にのぼる.

引用: http://keynoters.co.jp/images/sample/canadama

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Apimondia 2019  ④ 会議タイムテーブル

2019年9月8日(日)から最終日9月13日までの時間割が発表されました.学術プログラムの基調講演と各セッション,円卓会議の部屋割りが決まっています.

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Apimondia 2019大会案内 ③ 会議登録 見学旅行

会議登録と登録料

大会ウェブサイトのRegister Onlineで参加登録ができる.まず登録サイト内に自分のアカウントをつくり,そこから参加登録と宿泊予約,発表申し込みができる.カード決済にMasterCard, Visa,が使用でき,登録時に全額払い込む必要がある.登録料の銀行送金も可能.方法は大会サイト参照.

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Apimondia 2019大会案内 ② 学術プログラム

第46回アピモンディア国際養蜂会議ではミツバチ関連分野の研究者と養蜂家の皆さんにそれぞれ興味を持っていただける幅広い話題が討議されるだろう.学術論文は7つのアピモンディア常設委員会が用意する各シンポジウムのテーマにあわせて,分類される.新たにモントリオール大会で加わるのは「分野横断シンポジウム」で,これは複数の分科会分野を視野に入れた話題を取り上げる.

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Apimondia 2019大会案内 ① 会場 宿泊 アピエクスポ

“持続可能な養蜂へ,農業と共に働くとカナダは答える”をテーマに,第47回国際養蜂会議が2019年9月8日(日)から13日(金)までカナダ・モントリオールの国際会議場the Palais des congrès de Montréalで開催される.    

会議ウェブサイトでは参加登録,発表申し込み,展示会出展申し込み,ホテル予約などがはじまった.8月末に公開された学術プログラム時間割を含め,大会案内第1報をまとめた.

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巣箱の置きかたと注意点 その2

5月のブログで取り上げた分蜂行動はミツバチの自然な欲求です.ミツバチは単独では生き延びられない社会性昆虫,大きなコロニー内の一員として生きています.ミツバチが末永く繁殖していくためにコロニーは分割してふえていく必要があり,それがまさに分蜂行動なのです.一方,養蜂家にとって,これまで育ててきた蜂群から女王蜂と半分の働き蜂が飛び出してしまい,それを回収できなかったら痛恨の極み.分蜂行動をうまく調整して,蜂を失うのでなく,増やしていけるようにしたいところです.

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巣箱の置きかたと注意点 その1

米国のAmerican Bee Journalと Bee Cultureをはじめ,中国,アルゼンチン,トルコなど世界の養蜂大国では月刊養蜂雑誌が発行され,飼養技術をはじめ養蜂関連情報が公開されています.初心者がミツバチを巣箱で飼養するなら,始める前に知っておくべきポイントなどもくりかえし取り上げられますが.養蜂実技に関する書籍が不思議なほど少ししか出版されていない日本では,目にする機会が少ないので,ほんの一部ですがご紹介しましょう.

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ミツバチヘギイタダニとバロア病

ミツバチヘギイタダニに感染した蜂群はすみやかに適正な対策が施されないと,しだいに勢いが弱まります.採餌,育児,巣の防御など通常の活動機能は低下していき,やがてコロニー全体が機能不全に陥る蜂群崩壊へと向かいます.このダニの存在は必ずしも目立つ訳ではないので(多くの時間を有蓋巣房内ですごす),突然蜂群がだめになって養蜂家は不意を突かれることになるのです.

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ミツバチヘギイタダニは強力な害敵

ミツバチヘギイタダニ(バロアダニVarroa destructor (Anderson and Truman))は ミツバチ成蜂と幼虫の体外に寄生するダニです.過去数世紀にわたり世界のミツバチの最も手ごわい害敵であり,生来の対抗手段をもたないセイヨウミツバチはとくに深刻な被害を被っています.その寄生数が上昇すると,ミツバチコロニーはバロア病と呼ばれる一連の症状を発症し,的確な対策がなされないと,この蜂群は2~3年のうちに死滅するでしょう.

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分蜂シーズンの到来 その2

 新たに出房した若い女王蜂は交尾飛行から戻り,産卵を開始すると巣内にとどまります.ローヤルゼリーを十分に与えられ,大きな腹部から産卵の日々.ローヤルゼリーは完全に消化されるので,糞をするために巣の外に飛び出ることもないのです.ところが分蜂準備が始まると,働き蜂から女王蜂へのローヤルゼリー給餌が控えられるようになり,女王蜂は腹部がほっそりとなります.

 写真右上の女王蜂,腹部は普段これほど大きくなっています.

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分蜂シーズンの到来 その1

 大学生になれば5月のゴールデンウィークに大いに楽しめると思っていました.ところが,「ミツバチ研究分野の教員や学生に連休などありません.分蜂群を至急回収して欲しいとの依頼にそなえ,準備して待機するのです」ときびしい言葉を聞かされました.もう半世紀ほど前の話ですが.

 写真は分蜂が起きる数時間前のある蜂場の様子です.良い天気で花盛り.

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春になったら蜂が増えて

「私の蜂場周辺にはアブラナ畑があり,いつ開花するか,その成長を注意深く見守っています.それで,私の蜂群に上置き巣箱を追加するのは,いつ頃がベストでしょうか」.この質問をした方はたとえば,「菜の花が5分咲きになった頃に,2段群にするのが良いでしょう」という分かりやすい返事を期待したのでしょうか. 

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春を待つ日々  その2

 Bee Craftは月刊雑誌なので,季節に合わせた蜂群飼養管理技術をかなり具体的に毎号掲載します.花粉媒介昆虫の危機を理解し,彼らに必要な環境の保全にも協力しようとの思いから趣味養蜂を始めた,入門レベルの購読者が近年多数いるので,ベテランが自分のノウハウを開示する連載記事なども.概して英国人は分かり易く教えるのが好きだし,うまいですね. 

 さらに購読者にはほぼ毎週,お役立ちメールがとどきます.

写真は昨年2月号の表紙.こうして巣箱を開けてゆっくり内検できる春の到来を今か今かと待っているのでしょう.

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春を待つ日々 その1

 ひどい冬ですね.昨年末から米国は記録的大寒波におそわれて,日本にも低温と冬の嵐が繰り返し来襲して,野菜が高騰.遅れた梅も開花しはじめ,私たちはやれやれ春がもうすぐだと期待する2月末に,寒波がこんどはフランス,イギリスをめがけて東から吹き出しています.

 越冬してきた蜂群が春を前に活動を始めようという冬の終わりは,ミツバチに一番厳しい,難しい時期です.そこに寒波で大雪!? イギリスのミツバチは大丈夫でしょうか.とても心配です.

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蜂ロウ製ロウソクの優れた点

もちろん蜂ロウは高価なものです.ミツバチの労働の結晶であるハチミツから,その1/6の重さのロウが作られます.ミツバチがロウでつくる巣板,たとえば春に巣箱の中で見つける無駄巣を手にとってごらんなさい.半透明の精緻なハニカム構造で,ふんわりと厚みはありますが,紙よりはるかに軽いです.ロウソク1本分の蜂ロウを得るのにどれだけの巣が必要でしょう.ハチミツを得るためにどれだけのミツバチが飛び回ったでしょう.

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蜂ロウ製のロウソク その2

蜂ロウ製のロウソクは古代エジプト,古代ギリシャ・ローマ,中国の東晋時代に使われた記録があります.もちろん記録に残らないもっと以前の時代にもあちこちで燃やされていたはずです.しかし蜂ロウは高価で貴重な素材だったので,だれもがこのロウソクを潤沢に使うわけにはいきませんでした.

高温で美しく燃える明るい炎は,特別の日に,特別の場所でみつめた人々の希望の光だったのでしょう.

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蜂ロウ製のロウソク その1

今冬は例年にない厳しい寒波が続きますね.日照時間が短く,暗く寒い時間が長い冬は,いつの時代の人々にとっても,つらく厳しい時期だったでしょう.ふたたび光りがあふれ,植物がみどりを回復し,虫,鳥,けものたちが姿を現す暖かな春の訪れを,みな心から願ったに違いありません.冬の祭りに沢山のロウソクが灯されたのは,明るく暖かな春が巡り来ることを待ち望む気持ちの表れでもあったはずです.

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5月20日はワールド ビー デイ

5月20日はワールド ビー デイ(世界ハナバチの日)と先の国連総会で制定されました.

世界の食糧供給を保証するためには,持続可能な農業生産におけるハナバチの働きが大切であること,しかし開発や温暖化による環境の変化が,花粉媒介者の生息を困難にしていることを人々に広くうったえ,ミツバチや養蜂を担う人々の支援には農作物との円満な関わりが不可欠であることへの理解を求めます.

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クシュマン氏のビースペース考察 その2

 ◇7ミリの空間:ミツバチ自身ではなく人間が器材設計などの場面で有効なビースペースとして採用している.巣枠の上桟の両端と巣箱側面にこれだけの隙間が確保できれば,ミツバチがロウとプロポリスで固着しようと励むのと戦う面倒から逃れられるだろう.

 今月の写真はセイヨウミツバチ自然巣の存在を知らされて,対策にはせ参じたミツバチ研究者たちと複葉の立派な巣の様子です.密集した松葉にまもられた大きな自然巣で,このように巣板間のサイズを測る機会はめったにありません.

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クシュマン氏のビースペース考察 その1

L.L.ラングストロス師が「ビースペースを発見した」とか中には「発明した」と書いてあるものを見たことがあるが,もちろんそれらは正しくない.ミツバチ自身がビースペースを編み出したのであり,人間もそれを遙か昔から知っていた.ただそれをふまえて,巣箱での飼養にきわめて有効な方法を開発したのがラングストロス師なのだ.

http://www.dave-cushman.net/bee/bsp.html

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ビースペースと近代養蜂

ラングストロス師は1852年に最初の可動巣枠式巣箱を制作,飼養試験を開始しました.ビースペース概念をふまえた可動巣枠式巣箱と,この可動巣枠をいれた箱を積み上げる方式の巣箱の開発により,養蜂は家内工業から大規模な産業へと大きな変貌をとげて,広く豊かな国土に恵まれる米国では1800年代末までに数千群の蜂群でハチミツ生産をおこなう養蜂企業家が数名出ていたということです.

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ビースペースとは

木の幹にできた洞(うろ)など,閉鎖空間に複数の巣板を作って暮らすミツバチ(セイヨウミツバチ,ニホンミツバチをふくむトウヨウミツバチ)は,コロニーに必要な仕事をするために多数の蜂が巣板から巣板へと歩き回ります.「ビースペース bee space」とはミツバチが自然巣内で隅々まで自由に行き来できるように残しておく隙間のこと.この空間をミツバチがプロポリスをつめこんだりあらたに巣房をつくって,埋めてしまうことはほとんどありません.

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テイスティングに適した匙

ハチミツを買う前に,その味を試してみたいですか?大きなメーカーの商品はどこの商品棚に並んでいても同じ色,同じ味のハチミツが予想されるのですが,ハチミツ専門店には各地から集められた,かなり薄めの色から様々なこはく色,もっと濃いもの,また透明感があるものとないものなど,多様なハチミツが並んでいます.

色々なハチミツを食べた経験がある人なら,色だけでなく,味と香りも様々であることをご存じでしょう.そんなハチミツ試食でつかう匙についてもウースターシャー養蜂協会のM.クラックネル会長はうんちくを述べていました.

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ハチミツ試食のジレンマ

「特徴あるハチミツの味を比べるテイスティングは英国養蜂協会が1933年に始めて以来,いつでもどこでも大人気のイベントです.地元ウースターシャーのマルバーンで開催される王立園芸協会(RHS)の春のショーには毎回6万人もが集まります.ウースターシャーの多様な植物で生産されるハチミツを通して,ミツバチや植物についての啓蒙活動をするねらいで私たちもRHSのショーに参加し,ハチミツの展示即売とテイスティイングを始めたところ,思いもよらない難問,ジレンマが色々でてきたのです.」イングランド南西部,ウースターシャー養蜂協会のM.クラックネル会長がそこでの内輪話を英国養蜂協会の雑誌Bee Craft に寄稿していました.

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クマのプーさん誕生秘話

ハチミツがどんなにおいしくてすてきな食べ物かを,世界中に伝えてくれている有名なクマといえば,クマのプーさんですね.イギリスのA.A. ミルンが書いた4編の児童小説には,幼い息子クリストファーと彼のクマのぬいぐるみ,そして森の仲間たちとのゆかいなエピソードが綴られています.

ぬいぐるみではない,本物の小熊の大冒険が始まったのは1914年8月24日,カナダでのことだったと,クマのプーさん誕生秘話がつたえられました.

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Apimondia 2017 ③ 総会,2021招致立候補国,会議登録料 

原則としてアピモンディア/国際養蜂会議は欧州とそれ以外の地域とが交互に開催することになっています.ウクライナ/2013→韓国→トルコ→カナダ/2019で,2021年は欧州の番.事務局長ジャンノニ・セバスティアニーニ氏のメールでは現在立候補国はデンマーク,ロシア,セルビア,スロベニアの4カ国だそうです.あなたはどの国の養蜂事情に興味がありますか?

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Apimondia 2017 ② 見学旅行の詳細 

開催国のいろいろな事情を,各国からの参加者とともに体験できて,ミツバチ好きには忘れがたい一日になることが多い,アピモンディアの見学旅行.トルコなら全国各地,いくらでも企画できたでしょうが,現在の社会情勢を踏まえて,安全な近場が選ばれたようです.参加費用が値下げされ,ひとり75.-EURO (交通,ガイド,昼食,税込み)に.

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Apimondia 2017 第45回国際養蜂会議の開催 ①

 “2つの大陸がであう場所にミツバチと集合”をテーマに,第45回国際養蜂会議が2017年9月29日(金)から10月04日(水)までトルコ・イスタンブールのイスタンブールコングレスセンター(ICC)で開催されます.HP (http://apimondia2017.org/)やメールで届けられた最新情報をまとめました.

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サクラメントの養蜂家を百万ドル相当の巣箱窃盗容疑で逮捕 ②

写真は同じバラ科ですがサクラの仲間です.アーモンドはバラ科モモ属で,開花時に葉はまだあまり開かず,サクラより花柄がみじかい.花の中心部の紅色が濃いものが多く,枝に多数の花がびっしり並んで咲くところは一重のモモやアンズに似ています.

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サクラメントの養蜂家を百万ドル相当の巣箱窃盗容疑で逮捕 ①

米国カリフォルニア州で頻発する蜂群窃盗事件の捜査陣は,地元加州の養蜂仲間と,早春のアーモンド農園での仕事をめざして全国から集まる養蜂家のネットワークから協力を得ていました.以前に盗まれた知り合いの巣箱を,ある養蜂家の作業場で見つけたとの有力情報がこの逮捕につながったとロサンゼルスタイムズ紙が伝えます.

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南アでミツバチが国際クリケット試合に乱入

まじめな解説が続いたので,気分転換しましょう.少し前にインターネットで,グランドの芝生にうつぶせになる選手とミツバチが何とかというニュース写真を見ました.イギリスの養蜂雑誌Bee Craft がつたえるその詳細をおとどけします.

南アフリカ・ヨハネスブルグで先日行われたクリケットの国際試合で,観衆は思いがけなく養蜂家大活躍の様子をみることになりました.

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タンパク質を消費するストレス

ミツバチのタンパク質要求量はストレスの強さにより変化します.蜂群にストレスがかかっているときに,必須アミノ酸をもれなく補えるように,良質の花粉などを給餌すれば,その先の蜂群縮小を予防できるので効果的です.蜂群にかかっているストレスを理解すれば養蜂家は必要な栄養管理ができるでしょう.

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ミツバチにとってタンパク質は

ミツバチの体タンパク質量はその蜂群の越冬可能性,ハチミツ生産性,ヨーロッパ腐素病(EFB)やチョーク病など多くの蜂病への耐性をしめす目安となり得ます.耐タンパク質量のレベルが高いほど,ハチミツを多く生産でき,花粉媒介能力や女王蜂養成能力が高いのです.

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ミツバチの健康に必要な栄養 タンパク質

働き蜂が花粉を消化して体内に貯蔵していたタンパク質を,ふたたび分解して栄養豊富な濃厚な液をつくるのは,母牛が体細胞から子牛に飲ませるミルクを作るのによく似ています.

哺乳類以外で,こんな風にすぐれた食べ物を自ら造り出して,与え育てる生物はすくないでしょう.

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ミツバチの健康に必要な栄養 花蜜と花粉

ミツバチが健康でいるためには他の動物と同様,バランスの取れた食物が必要です.炭水化物・糖質,タンパク質,ビタミン,ミネラル,そして水分も不可欠な栄養分です.ミツバチを取り巻く環境が急速に開発され,たくさんの多様な花々が季節ごとに咲き,危険な薬剤と遭遇することもない,ゆたかな山野の多くが失われました.養蜂家は自分が飼養する蜂群がバランス良く栄養を摂れているか,以前よりも注意するよう求められます.

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ミツバチコロニーと女王蜂 その4

新しい女王蜂は旧女王が産んだふつうの受精卵から育ちます.ふ化後3日以内のごく若い幼虫から選ばれて,多くの仲間とは異なる道を歩み出します.

コロニーが新しい女王蜂をそだてる道筋は3通り,すなわち緊急時の変成王台,女王蜂交代,そして蜂群繁栄への王道である分蜂の準備です.

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ミツバチコロニーと女王蜂 その3

2番目に大切な女王蜂の機能は,数種のフェロモンの分泌で,この化学物質がミツバチコロニーをまとめ,協働してそれぞれの役割を果たすべく動かす,社会を束ねる働きを持っています.

”女王物質”とも呼ばれる主要なフェロモンは, 大顎腺から分泌されますが,他にも重要なフェロモンを女王蜂は出しています.

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ミツバチコロニーと女王蜂 その2

 女王蜂は通常コロニーに一匹だけです.でも例外的に分蜂や女王交代の準備時期には複数存在する時間があります.女王蜂だけが性的に成熟した雌なので,求められる第一の機能は順調な産卵.越冬を終えた春から夏の初めまでの時期には連日多数の卵を産み続け,1日に最大1500個を巣房に産み付けます.

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ミツバチコロニーと女王蜂 その1

ブログの数がふえてきたので,各ページにキーワードをつけて内容を分けてみました.右上にボタンがあります.

ミツバチの基本的なはなしのうち,これまでに働き蜂は取り上げてありましたが,女王蜂についてはまとめていなかったので,今月と来月に書き込もうとおもいます.

多数いる他の蜂とはかなり異なる一生をおくりますが,決して独裁者のように君臨統治しているわけではないんです.

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季節変化とミツバチコロニーの活動 2-冬

気温が14℃くらいに下がると,ミツバチはそれまでより密に集合し,蜂球を作ります.ミツバチが発する熱により,蜂球内部の巣板では蜂児(卵,幼虫,蛹)が34℃ほどに暖かく守られています.女王蜂の産卵は徐々に減り,10月か11月には,まだ巣板に花粉が蓄えられていても,完全に止まり女王蜂の体はほっそり.寒い冬はコロニーが蓄えと仲間をたよりに生き延びる厳しい我慢の時間です.一方,寒くならない亜熱帯,熱帯地域や冬も穏やかな気候の地域では,女王蜂の産卵と蜂児の生育が休みなく続きます.

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季節変化とミツバチコロニーの活動 1-秋

蜂群の活動は季節に応じてかわり,9月から12月がミツバチコロニーの新年といえるでしょう.秋に多くの若い蜂をえて,たくさんのハチミツと花粉を蓄えられるかどうか.この時期の状態が1月以降の蜂群の盛衰の鍵を握ります.

アメリカのMAARECは私が頼りにしている尊敬すべき情報源のひとつで,今回はその充実した記事のほんの一部をご紹介します.

https://agdev.anr.udel.edu/maarec/honey-bee-biology/

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要旨提出システム

前回2015年韓国大田でのアピモンディアでは,アジア養蜂研究協会(AAA)大会,国際昆虫学会と,大規模な国際会議主催の経験を重ねた韓国の中堅研究者が,学術プログラムの運営に采配をふるっていました.そういえば閉会式での報告にはとても具体的な提案が含まれていて,すごいなあと思いました.それらがこの2017イスタンブールの要旨提出要項の内容に反映されているように思います.

新しい要旨提出期限にご注意ください.

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アピモンディア2017発表要旨提出要項

2017年9月開催アピモンディア2017の,要旨提出に関する詳細がアップされました.要旨がどのように評価・採用されるのか,新らたにその基準が公表されています.ほかにも,過去の会議で問題になった事例をふまえたのか,会議の発表申し込みに関連する,ありそうなルール違反やクレームに対して,あらかじめ「それは認めない」と明示しているところに,会議運営のご苦労がうかがえます.

提出期限が2017年5月1日にかわりました.

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Apimondia 2017発表募集トピック

ミツバチ生物学,養蜂技術と品質,養蜂経済,ミツバチの健康,花粉媒介と養蜂資源,村落開発養蜂,そしてアピセラピーの7つのアピモンディア科学委員会が,多岐にわたる学術研究や養蜂活動などの発表や討論会をおこないます.各委員会の発表募集トピックが提示されましたが,そこには現在の養蜂が直面する様々な問題が網羅された感があります.発表要旨提出期限は2017年3月1日ですが,提出に関する詳細はまだわかりません.http://www.apimondia2017.org

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アピモンディア2017まであと1年

“2つの大陸がであう所にミツバチと集合”をテーマに第45回国際養蜂会議 アピモンディア2017が2017年9月29日から10月04日までトルコ・イスタンブールのイスタンブール コングレス センター(ICC)で開催されます.会議ウェブサイトはhttp://apimondia2017.org/ 

日本ではあまり目立ちませんが,トルコは世界有数の養蜂大国です.

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なぜミツバチ記念硬貨を発行?

 ニュージーランドで養蜂に使われているのは海外から導入されたセイヨウミツバチです.オセアニアには旧大陸とは異なる種類の植物が多種ありますが,ミツバチは新しい土地の植物にもなじみ,ユニークで貴重な甘味を食卓にとどけました.

 ミツバチの病気予防対策や望ましい蜂群管理手順など,付加価値を高める官民一体となった進んだ養蜂技術が知られています.

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世界最初のミツバチ記念硬貨発行

 セイヨウミツバチをあしらった新硬貨の発行をニュージーランドの中央銀行であるNZ準備銀行が8月1日に発表したそうです.世界最初のミツバチ記念硬貨はもちろん六角形です.CATCH THE BUZZ 8月8日号より

 その記事がミツバチのことをとてもうまくまとめているので,ご紹介させていただきます.

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花はどこにいったの?

 大気汚染は,花粉媒介者を呼びよせるために花が放出する香気成分を変化,劣化させる.そのため昆虫が望ましい花の匂いをみつけてその花にたどり着き,花粉,花蜜を手に入れるまでの時間が増加している,という気になる研究結果が公表されました.CATCH THE BUZZ 7月17日号より

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花粉の栄養なしには III

蜂群に必要な栄養を十分供給するために,養蜂家は蜂場周囲の花粉源植物を確認してください.見ため重視の園芸植物は往々にしてミツバチの役に立たず,開花が多くても豊かな採餌先とは限りません.ある植物の花粉の多さと,ミツバチが利用できる花粉量とは必ずしも比例しません.風媒花であるマツは,タンパク質に乏しい花粉を大量に生産しますが,ミツバチが採餌に訪れない代表的な植物です.ポイントは”多様,多彩,様々”です.

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花粉の栄養なしには II

花粉から得られるタンパク質は蜂群の生育に不可欠ですが,花粉が提供するタンパク質の量は種によって,花粉乾燥重の6%-30%と大きく差があります.タンパク質を構成するアミノ酸のうちトレオニンなど10種がミツバチに必須とわかっていますが,花粉中のアミノ酸量と種類もまた花の種類によって様々.どんな種類の花粉でもミツバチに同じだけの栄養を与えるわけではないのです.

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花粉の栄養なしには I

ミツバチが必要な栄養素は基本的に人間と類似しています;すなわちタンパク質(アミノ酸),炭水化物(糖類),ミネラル,脂肪/脂質(脂肪酸),ビタミン,そして水分です.自分のコロニーが求めるこれらの栄養を確保するために,ミツバチは開花中の植物に飛んでいき,花蜜と花粉を,また様々な水源から水分を集めてきます.

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チェルノブイリ:ある養蜂家の体験 その2

2011年3月の東北地方太平洋沖地震と津波により福島第一原子力発電所事故が起きたとき,当時の勤務先に英国の養蜂誌編集長からお見舞いと,福島のミツバチについての問い合わせをうけました.欧州にはチェルノブイリ原発事故当時に各国の養蜂関係者が収集・分析したミツバチと放射能に関するデータがある.参考になればと送らせてもらうとの申し出も.原発事故がすでに他人ごとではなかったのですね.

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チェルノブイリ:ある養蜂家の体験 その1

 今から30年前,1986年4月26日にチェルノブイリ原発事故が起きました.まきちらされた放射性物質は今日も周辺地域を汚染し続けています.つよい放射能により,ミツバチなどの花粉媒介者は減り,果実は実りにくくなり,樹木も減る.環境変化は事故から20年後,25年後でもみられると研究者は報告しています.ミツバチは事故直後から異常があることを知っていたという養蜂家がいます.

 フェイスブックのEthnobeeologyから4月26日 15:30 に配信された記事です.

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ハチミツ品評会 その3

2012年マレーシア,クアラトレンガヌでのアジア養蜂研究協会大会に付随して,アジアの多様なハチミツを評価するために,本格的ハチミツ審査法をまなぶワークショップが有名講師を招いてひらかれ,わたしも参加しました,事前に講師からワークショップでの基準ハチミツとなる,よく知られた蜜源のハチミツ1kgを入手できないかとの依頼を受けて,小田原・高橋橘蜂園のミカンハチミツを提供しました.

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ハチミツ品評会 その2

品評会では液体ハチミツ,クリームハチミツ,巣蜜入りハチミツ,巣蜜など多数の部門が用意され,より多くの養蜂家が出品参加できるよう配慮されています.審査員への注意に,「サンプルをとるとき出品物を損なわぬこと.出品者は別の品評会にもこれで応募したいかもしれない.クリームハチミツでは容器の端からサンプルをとり,巣蜜でも切り口の巣房を1,2個取ること.出品物にこのような慎重なサンプリングの跡があっても審査上は無視する.ハチミツを口に運ぶときはガラス棒を使い,指の活用は慎む」など実際的で愉快です.

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ハチミツ品評会 その1

農家が丹精込めてつくった自慢の農産物を一堂に集めて、展示する農産物品評会は人気がありますね.養蜂家もその年とれたハチミツの品評会を開きます.養蜂雑誌にあった,米国南部にすむ趣味養蜂家の女性がイギリスのナショナルハニーショウに出品参加し,自慢のハチミツを会場の担当者にゆだねるまでのゆかいな苦心談を読んでから,大変秩序だったハチミツ品評審査の方法にわたしは興味をもちました. 

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ミツバチからの贈り物- ハチミツ その5 ミツバチのはたらき

ミツバチはどんな花のみつが好きなのでしょう?基本的には糖度が高いほど,また巣から近いほどのぞましく,さらに一回にたくさん集められることや,ミツバチが蜜をあつめやすい構造の花が評価されます.ダンス情報でこれから飛んでいこうとする採餌先の距離を知ると,蜜胃の中に採餌先までの飛行に燃料として必要なだけのハチミツを入れて外勤蜂は巣から飛び出します.

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ミツバチからの贈り物- ハチミツ その4 ミツバチのはたらき

ハチミツはミツバチが花蜜からつくります(一部例外もあります).巣箱内では多数の働き蜂がブーンと低い音を響かせながらいろいろな仕事をしていて,外から持ち込まれた花蜜もしだいに熟成したハチミツへと変化します.働きバチ1匹がその一生のあいだにつくるハチミツは茶さじ半分程度.たくさんのハチが営々と働いて,コロニー内にハチミツを貯めていくのです.

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ミツバチからの贈り物 - ハチミツ その3 まだエジプトのはなし

 ハチミツは古代エジプトでもっとも使われた医療素材で,さまざまなハチミツ利用法が記録され今日まで伝わっています.

 神殿でミツバチが飼われハチミツを神饌として捧げ,薬や軟膏を作りました.甘いハチミツは,むかつくひどい味の薬効成分を何とか我慢して服用できるように変えるほとんど唯一の成分として,医薬に広く使われたのでしょう.

 

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ミツバチからの贈り物 - ハチミツ その2 エジプトのはなし

古代エジプトでミツバチは太陽神ラーの涙だと考えられました.大英博物館にあるパピルスには「ラー神の涙が地上に落ち,ミツバチに姿を変えた.ミツバチはその巣を造り,あらゆる種類の花を忙しく訪れた.そしてロウが作り出され,ハチミツもラー神の涙から創造されたのだ」とあるそうです.

図の上部中央に下エジプトを示すミツバチのヒエログリフがあります.

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ミツバチからの贈り物- ハチミツ その1 大昔のはなし

いつの時代もハチミツの濃厚な甘さを人々は求めました.よく知られるスペイン,アラーニャの洞窟壁画は紀元前6000年頃に描かれました.アフリカ大陸の南部,ジンバブエにもミツバチの巣からハチミツを「採集」する姿をえがく古い壁画がたくさん残っています.氷河期がおわり気候が温暖・湿潤化したことにより森林が拡大し,人々が草原にそだつ野生の大麦,小麦などの植物を利用する技術をおぼえて,農耕や牧畜が始まった新石器時代です.

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米国でも退役軍人とミツバチのプロジェクト

つぎは米国養蜂雑誌Bee Culture のニュースレターCatch the Buzz で10月に紹介された,同じく退役軍人とミツバチとを結びつけた「ブーツがビーを」プロジェクトです.世界の紛争地で戦い帰郷した帰還兵は英国同様にこちらでも苦しんでいますが,ウエストバージニア(WV)州オハイオバレーでは,自然環境保全と食糧生産に不可欠な花粉媒介者ミツバチとの互助活動が始まりました.

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ミツバチで自由にー 養蜂で戦争のトラウマに対処 その2

養蜂がなぜ心的外傷後ストレス障害を克服しようとする元兵士に効果があるのか,そのメカニズムはわからない.患者は専門家の意見に従うべきだ.しかし養蜂を続けていると,悪夢や不眠,攻撃的な行動,人間関係を保ちにくいなどの問題などが軽減できそうなのだ,とリチャードは自らの体験を語ります.

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ミツバチで自由にー 養蜂で戦争のトラウマに対処 その1

英国のデイリーポスト紙は1855年創刊の新聞で,160年間の歴史をもち北部ウェールズでは唯一の地域紙です.今年11月に“ミツバチで自由になろう(Bee Free)”プロジェクトの記事が掲載されました.兵役で海外の戦場に行き心的外傷後ストレス障害(PTSD)に苦しむ帰還兵を,養蜂にとりくむことでのりこえる手助けをしようという活動です.

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自然と養蜂 -その3-

ただ,前述の「自然な」という言葉の食品規格策定で懸念されるのと同様に,「自然養蜂」をうたうときに従来の一般的な養蜂手順との違いを強調して,可動巣枠式巣箱はつかわない,ミツバチに彼らが望む巣房サイズで巣板を自作させるなど,その方法がやや極端になりがちです.一般的な養蜂手順は自然な養蜂ではないのでしょうか?

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自然と養蜂 -その2-

養蜂は亜寒帯から熱帯まで世界の様々な気候のもとでおこなわれています.どれほど草や樹木が開花して甘い蜜を出していても,人間の手でそれを大量に集めて甘みを味わうことはできません.けれども何百万年も地球に生息し,環境の変化にも適応して進化してきたミツバチの知恵と力を借りれば,地域の自然が生み出した貴重な資源を,滋養豊富なハチミツとして人間が活用できるようになるからです.

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自然と養蜂 -その1-

アメリカの養蜂雑誌Bee Culture に興味深い記事がありました.合衆国の消費者の三分の一が,製品にラベルされる「自然な」とか「有機栽培の」といったことばが何を意味しているのか,その具体的な中身がよくわかっておらず,また/同時に 政府が規定するその基準の違いなどを知らないという,ある調査結果の報告です.

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アピモンディア2015に行ってきました 概要報告

国際養蜂会議(International Apicultural Congress)は世界各国の養蜂協会と養蜂関連団体が所属する,この分野では最大規模の国際組織である国際養蜂協会連合(International Federation of Beekeepers’ Associations /Apimondia)が主催し,2年ごとに欧州内とそれ以外の地域とで交互に開催されています. 

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アピモンディア2015に行ってきました ポスター準備

アピモンディア国際会議ではミツバチの多様な側面の研究発表が行われる学術プログラムと,大規模な養蜂関係展示会/アピエクスポが2大要素です.無事に登録を済ませ,期間中どこにでも入れる種類のパス入りホルダーを首から下げると,15日のうちにこなすべき次のミッションのために警官が交通整理してくれている道路を渡りアピエクスポ展示会場エリアに移動しました.

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アピモンディア2015に行ってきました 会場と受付

9月15日-20日に韓国・大田(Daejeon)のテジョン コンベンション センター(DCC)で第44回国際養蜂会議/アピモンディア2015が開かれました.1985年名古屋の第30回がアジア地域で最初の開催,1993年中国・北京での第33回のあと,名古屋から30年後の今年,アジアで3回目となる韓国での国際養蜂会議開催でした.写真手前がDCC, その奥の白いテントと緑っぽい建物がアピエクスポ会場です.

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フェイスブックでミツバチ情報

facebookでは友人,知人が「いいね」をしたり,リンクをしたサイトを自動的に見る機会があります.ミツバチ関係者経由で私もいくつか興味深い外国のミツバチ関係サイトを楽しむようになりました.Beekeeping PhotographyとALICILIKをご紹介します.

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ビーズ・フォア・ディベロップメントの活動

マルボローハウスの慈善ガーデンパーティーが資金援助をめざした団体はビーズ・フォア・ディベロップメント(B f D)です.23年前に二人の女性が別のミツバチ関係組織から独立し活動を開始して以来,都会から遠くはなれた途上国の貧しい村落地域の開発事業では,養蜂を組み込むことによって豊かな生物多様性を維持しつつ,収入を増やし家計を強化できること.また土地を持たない最貧層の農民にも暮らしを向上させる有効な手段となりうるなど,養蜂のユニークな特質を伝えています.

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王室の庭でミツバチのためのパーティー

7月1日にロンドンのある王宮で世界各地のミツバチプロジェクトへの理解をたかめ,寄付をつのるガーデンパーティーが開かれました.会場はセントジェームズ宮殿に隣接するマルボローハウス,18世紀に赤レンガでたてられたマルボロー公爵のロンドンの館を19世紀初頭にイギリス王室が買い取り,皇太子邸として,また皇太后がバッキンガム宮殿から移り住む館などにつかわれてきた由緒ただしき建物です.1959年にエリザベス女王がこのマルボローハウスに英国連邦の事務局をおきました.

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ミツバチを通して深く幅広く

ハチミツは大昔の人類が口にした最初の圧倒的な甘味,古代社会では高価で貴重な交易品として,はるかな地まで運ばれていきました.蜂ロウは上質なロウソクとしてだけでなく,武器等の金属加工に不可欠な素材でした.ミツバチと人との関わりには長い歴史があり,Eva Crane 博士の大著The world history of beekeeping and honey huntingには,先史時代から続く養蜂の歩みが世界各地の事例で紹介されています.写真はCrane博士の業績をたたえて制作されたリトグラフです.

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ミツバチは危険動物!?

でも日本では学校や父兄の側に「ミツバチ=刺す危険な動物」との拒絶反応がまずあります.たしかにスズメバチ,アシナガバチ,ミツバチなど蜂類に刺されて命を失う人が毎年約20名いますので,無視できません.ただ刺害事故は体が大きく,毒性もつよいスズメバチ類で多く発生し,特に8月から10月までの間に集中しているそうです.

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ミツバチで多様な学びの機会を

100年以上前から,子供らが自分たちで責任を持って動物を飼育することが,日本の教育現場で積極的に奨励されてきました.でもミツバチ巣箱がある学校や,養蜂家の蜂場を訪ねる体験教室のような機会は,欧米に比べ日本はかなり少ないようです.なぜでしょう.写真は英国養蜂協会が制作した,ミツバチと親しむ授業のための資料.Bees in the Curriculumです.

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ロイヤル・ハイブはいかが?

強力な天敵スズメバチがいる日本とちがい,英国でセイヨウミツバチは在来種,本来野生で生きのびられます.ミツバチや他のハナバチ類が窮地に陥った原因の一つが,望ましい営巣場所と良好な養蜂植物の不足.英国は森林を切り倒したら再生しにくい地理環境,草原にミツバチは営巣できません.そこで季節ごとに美しく花を咲かせる個人の所有地に居心地よい営巣場所(巣箱)を新設すれば,多くの群が無事に越冬,自由に自然に分蜂し,健康な野生群が増え,環境も養蜂も支援できると考えられました.

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自然養蜂と巣箱

2010年に英国で蜂群越冬率が数年続して悪く,農作物の花粉媒介に必要な蜂が不足,養蜂家は議会にデモ行進して窮状をアピール.これを契機に「ミツバチを救え」を合言葉に,多様な組織による支援活動が開始.そのなかに,現在のハチミツ生産とポリネーション主眼の集約的な養蜂ではなく,もっと自然な,粗放的な養蜂でミツバチの健康を回復させようと主張する人たちがいました.

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自然養蜂と分蜂

能登でも3月下旬には女王蜂が再び産卵を開始,越冬した働き蜂は最後の力をふりしぼり,咲き始めた花から花粉と花蜜を集めました.やがて新しい働き蜂が生まれ始め,4月,5月と蜂群は次第に大きく成長,勢いをつけていきます.養蜂シーズンが始まりました.

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シカゴ オヘア空港蜂場の社会活動

現在75群を擁するオヘア蜂場はその活動目的として,地域のミツバチ生息数を安定させる,一般に対する啓蒙活動,そして蜂群崩壊症候群およびシカゴ地域の天候に耐えうる優良系統育種の研究活動をあげています.

オバマ大統領の地元ですから送粉者の健康促進を訴える昨年6月の覚書とポリネーター週間を熱心に支援するのも当然です.

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滑走路のミツバチ 2 米国・シカゴ

多数の蜂群を設置するという米国・シカゴのオヘア空港の蜂場については昨年6月のポリネーター週間に合わせて,シカゴ航空局のサイトによい記事がありましたのでご紹介します.ユニークな地域社会貢献を組み込んだ,とても興味深い養蜂活動です.

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滑走路のミツバチ 1 カナダ・モントリオール

英国の養蜂雑誌ビークラフトの4月号に,カナダ・モントリオールの空港に新しく蜂場ができたとの記事がありました.空港に蜂群を置くことはじつはすでに以前から行われていて,世界最大規模のものは75群を設置する米国・シカゴのオヘア空港なのだそうです.

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画期的な世界養蜂大賞2015

アピモンディアで長く続いていたミツバチ生産物などのコンテストが,前回キエフ大会で名称とシステムを改め, World Beekeeping Awards 2015(世界養蜂大賞)として今回も企画されています.コンテストにはミード(蜂蜜酒)や蜂ロウ,商品展示のカテゴリーがありますが,なんといってもメインは様々なハチミツの品評です.ここに今年は大きな変化が現れました.

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アピモンディア2015に参加しませんか

1985年の第30回名古屋大会以降2年ごとの養蜂国際会議開催地は,ワルシャワ,リオデジャネイロ,ペキン,ローザンヌ,アントワープ,バンクーバー,ダーバン,リュブリャナ,ダブリン,メルボルン,モンペリエ,ブエノスアイレス,そして2013年に紛争直前のキエフでした.

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国際養蜂協会連合(アピモンディア)とは

 本年9月に韓国の大田(Daejeon)で第44回国際養蜂会議/アピモンディア2015が開かれます.主催の国際養蜂協会連合(Apimondia)は世界各国の養蜂協会と養蜂関連団体が所属する,この分野では最大規模の国際組織です.

 1985年に名古屋で開かれた第30回国際養蜂会議は,アジア地域で最初に開催されたアピモンディアでした

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ミツバチからの贈り物 -  蜂ロウ その3

ロストワックス法(蝋型法,失蝋法)は日本でも金属加工業や芸術の分野で使われています.ロウが彫刻しやすく,また熱で溶けることを利用した鋳造法で,細緻で複雑な形状のものを繰り返して作れるため,紀元前に青銅器の鋳造法として既に主要古代文明のメソポタミア,インド,中国に伝播,ギリシャには300BC頃に伝わって盛んに使われたとのこと.

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ミツバチからの贈り物 -  蜂ロウ その4

トルコ航空は今でもエコノミークラスの客に機内用便利グッズをくれます.淡いアイボリー色の蜂ロウ入りクリームをその中に見つけたときは心底驚き,トルコが養蜂大国であることを実感しました.

現代でも蜂ロウは主用途である巣枠に張る巣礎の他に,さまざまな分野で利用されています.

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ミツバチからの贈り物 -  蜂ロウ その2

古代世界での蜂ロウの利用をその2,その3で見ていきます.

エジプトではファラオのミイラ作りや,壁画などでおなじみのカツラの形状維持に蜂ロウを.その他パピルスの保存,壁画の保存,副葬品の小像などの権力者のためのものに限らず,書類の封をする封蝋,酒を入れるアンフォラのうち塗り,造船,塗装,魔よけのお守りなど,日常生活で欠かせないものとなっていました.

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ミツバチからの贈り物 -  蜂ロウ その1

 ミツバチは人と自然に,いろいろな贈り物をくれています.筆頭はなんといってもハチミツですが,その次に古くから重要だったミツバチ生産物が,蜂ロウです.

 日本では蜜ろうとも言いますが,ここでは英語のBeeswaxにあわせて,蜂ロウを使います.

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ミツバチの冬は寒さとの戦い  その2

越冬中の巣ではお互いに温めあう多数の仲間と,秋に巣内に貯えたハチミツと花粉が頼りです.無駄なエネルギーを消費すれば,蓄えが底をつく蜜切れとなって,春先に女王蜂が産卵を再開し,ウメや菜の花が咲きだす前に,コロニー全体が飢え死にしてしまう危険があります.

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ミツバチの冬は寒さとの戦い  その1

ずいぶん寒くなりましたね.ミツバチも寒さは苦手です.変温動物なので冷えると体が麻痺して動けなくなってしまうのです.それでもセイヨウミツバチとトウヨウミツバチは,巣の中で恒温動物のように一定の温かさを保ったまま,冬を乗り切ります.

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働き蜂の仕事 ミツバチの分業

ミツバチは社会性昆虫です.2万匹以上もいるコロニーは,一匹の女王蜂,夏ごろに1割くらいみられる雄蜂,大多数の働き蜂(メス)から成り立ちます.コロニーを支える働き蜂は,越冬時期をのぞき一か月間ほどの一生を,成虫になってからの日齢に応じて仕事内容を変える分業体制で働きます.巣房の掃除,育児,女王蜂の世話,食糧貯蔵,巣板の維持管理,巣内の環境調整,門番,食糧や水などの調達,これらの分業は巣箱内で働く「内勤」と外に飛び出す「外勤」に大別され,働き蜂体内の生理的変化と関係しています

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ミツバチの食糧と栄養サミットで意見陳述(米国)

ミツバチの食糧と栄養サミットが10月20-21日に開催され,主催した米国農務省はミツバチの健康におよぼす,栄養と利用可能な食糧との相互作用に関わる諸問題について,養蜂家など利害関係者からの意見を求めました.

CATCH THE BUZZ 2014年10月25日配信

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ハナバチ類に必要なものキャンペーン

ビークラフト誌9月号によると,英国政府,環境・食料・農村地域省(Defra)担当大臣ディ・モーリー卿が「ハナバチ類に必要なもの Bees’ Needs」キャンペーンの開始を宣言しました.英国内には少なくとも1500種の送粉昆虫がいて,26種のマルハナバチ,260種の単性の蜂,セイヨウミツバチ,さらに何百タイプものハナアブ,甲虫,蝶やガが含まれます.

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ミツバチに今 必要なもの 英米の新しい動き

10月に韓国で開かれたCOP12(国連気候変動枠組条約第12回締約国会議)に国連食糧農業機関(FAO)が,ミツバチなど花粉を運ぶ昆虫は農作物の生産量増加や質の向上に大きな役割を果たす一方で,各国で生息状況の悪化が目立ち,保護対策が急務だとする報告書を寄せました.

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セイヨウミツバチは日本で野生化しない

野生のセイヨウミツバチはアフリカ南端からスカンジナビアまで,熱帯から寒地まで広域に分布しています.人為的に導入された南北アメリカ大陸やオーストラリアでもセイヨウミツバチは野生化して,分布域を広げていきました.

ところが日本では,明治時代にアメリカから導入された後,既に長い年月が経っていますが,セイヨウミツバチは野生化していません.それはなぜか?

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ミツバチは何種いるか

私の手元に昭和31年発行の玉川こども百科(全100巻)の第61巻「みつばち」があります.戦後生まれの子供たちで小学校がパンクしていた頃,学校図書としてミツバチの不思議と養蜂のわざを伝えようと,100ページ余りの本には大量の写真やイラストが盛り込まれました.ミツバチの種類について当時はこう書かれています:

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榎本 ひとみ

プロフィール: アジア養蜂研究協会(AAA)設立時より21年間事務局コーディネーターを務め,アジア各国(オセアニア,中東を含む)で1994年より隔年開催された大会の準備などで,各国関係者と交流,多様な養蜂事情を学んだ.現在は役員.またAAA会報「Bees for Development Journal」や玉川大学ミツバチ科学研究センター発行の季刊誌「ミツバチ科学」などを通じて,欧米の関係組織とも交流,国際養蜂協会連合(APIMOMDIA)国際養蜂会議に数回出展,参加した.