施設園芸の花粉交配 その3 イチゴハウスで

 ハウスの中におかれた巣箱からミツバチたちがイチゴの花を訪れにでかけます.ミツバチは自分が食べるだけでなく,巣でまつ幼虫や他の仲間を育てるために,大量の花蜜や花粉を集め,貯蔵する性質があり,多くの花を訪れます.

 しかし閉鎖された施設の中,農作物の近くで働くことは,この勤勉な小さな生き物に多くの困難をもたらします.

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施設園芸の花粉交配 イチゴ その2

 2015年イチゴ生産高は全国で158,700トン.都道府県別では栃木県24,800トン,福岡県16,000トン,熊本県10,900トンがトップ3です.

 最近,イチゴは冬の果物として扱われ,本来の季節(5~6月)が忘れられがちですが,11月から出荷されるようになったのは,ミツバチが温室内で花粉交配を助ける現在の生産技術が開発された成果です.

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施設園芸の花粉交配 イチゴ その1

 昆虫が訪花し,花粉を運ぶことにより受粉が行われ,植物に実がなります.世界の食糧生産の9割をしめる作物100種のうち,70種がハナバチ類や他の昆虫の送粉サービスに助けられており,全世界で昆虫による花粉交配が寄与する経済価値は1500億ユーロに上ると推計されています.ミツバチは農業に関わる昆虫の代表.勤勉な送粉者として世界の食料安全保障(food security)に大きく貢献しているわけですね.

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